ワシントンDCに滞在中、痛ましい事件がありました。
郊外の高校に通う女子高生2人が
雑木林を通って公立図書館へ向かう途中で
レイプ被害にあったのでした...
拳銃をもった男性が、急に目の前に現れて2人を脅しました。
女子高生たちは命の危険を感じ、抵抗できなかったそうです。
被害にあった2人は、高校の課題に取り組むために図書館に向かっていました。
2人とも、しっかりと勉学に励む真面目なタイプの高校生。
事件のあった雑木林は、普段は人通りが少ないそうですが、
図書館までの近道として、その高校に通う生徒たちが日常的に利用していたそうです。
犯人は色黒で中肉中背、そのぐらいしかわかっていません...
地元のメディアが、近隣に住む人たちに注意するよう何度も呼びかけていました。
高校の校内は安全です。また、図書館も安全に配慮されていたはず。
しかし、高校から図書館への20分ほどの道のりが、抜け穴となったのでした。
自分の身の安全は、自分で守らなければならない。それがアメリカです。
しかし、子供たちの安全は... 何か取り組むことができないものでしょうか。
ワシントンDCは全米でも有数の犯罪多発地帯です。
2005年度の統計をみると . . .
殺人は日本の33倍、レイプは日本の17.5倍、強盗は日本の127倍。
大統領官邸や議会議事堂周辺は、テロ防止の警備もあって安全なのですが、
周辺部に行くに従って治安が悪くなっていきます。
アメリカの首都の現実は、とても厳しいと感じます。
旅行者にとっても、地元に暮らす人々にとっても...
犯罪対策〜ワシントンDCエリアに暮らす邦人のための安全情報〜
@ Embassy of Japan, Washington D.C.