チャコ・キャニオンの遺跡群の中で、もっとも有名なのが
「ブエブロ・ボニート Pueblo Bonito」です。スペイン語で
「美しい町」という意味。ニューメキシコ、アリゾナ、ユタ、コロラドの古代文明において中心に位置する遺跡で、850年頃から建設が始まり1150年頃に完成。この
「ブエブロ・ボニート」は300年以上にわたり、チャコ文化圏において、もっとも重要な役割を担っていた宗教遺跡と考えられています。
考古学者は、プエブロ・ボニートのような大規模遺跡を
「グレート・ハウス Great House」と総称しています。
「グレート・ハウス」の建築様式には共通する特徴があるんですよ。あらかじめ精密に設計されたレイアウト、数階建ての建築構造、独特の空間配置、土と岩による様式化された建築、
「グレート・キヴァ Great Kiva」とよばれる地中に設置された巨大な円形の儀礼空間など。次回は、このプエブロ・ボニートをメサの頂上から撮影した写真をアップします。高所恐怖症のまりんにとっては、涙がでるほど大変な作業でしたが頑張りました。もちろん、
そこに遺跡があるから です!